ポップアイ|アニマルコミュニケーション|サロン&養成 講座 愛知

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2023.12.14

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迷子の捜索セッションをやめた理由

アニマルコミュニケーターをしていると

「ペットが脱走してしまったのでどこにいるのか聞いて欲しい」

という依頼をいただくことがあります。

Q&Aでも書かせて頂きましたが、

実際に動物が「◯◯町にいるよ」などと教えてくれる訳ではありません。

動物は当然文字は読めませんし、人間がつくった町名も知りません。

動物には距離や時間の単位は存在しないので、

どっちの方角に何時間くらい歩いてきた

なんて教えてくれる訳でもないのです。

そのため、そもそも動物とのお話しで居場所を確定するのは難しいのですが、

今見ている風景や何をしているのか、途中どんなことがあったのかなどは分かるので

少しでも手掛かりになればと思い以前は協力させて頂いておりました。

しかし、現在は迷子捜索のセッションはお断りさせて頂いております。

これまで迷子でお話しさせて頂いた猫ちゃんの中には

自分の意思で出て行った子や戻る意思のない子が何匹かいました。

それは

「ちょっと探検に行くから明日くらいには帰るよ!」

という軽いものから

「違う人生を歩みたい。一からスタートしてみたいんだ。」

というものや

「僕はもう長くない。最期を見られたくないんだ。」

というヘビーなものまで。

それから

「お外が懐かしくてお外で暮らしたくなった。お母さん(猫の)にも会いたい」

と言っている元野良くんもいました。

ワンちゃんではそういったケースは私は経験していませんが、

猫ちゃん(特にオス)には多かったです。

もちろんその際に飼い主さんの想いや外の危険性などをお話しして説得を試みるのですが、

探検気分で出かけた子以外はみんなとても堅い意思を持っていました。

飼い主さんの言葉を伝えている時、

猫ちゃんたちはすごく申し訳なさそうにしているのです。

それでも自分で決めた事だからと、何度も何度も謝られたこともありました。

迷子捜索のセッションで力になれたケースもありましたが、

上記のようなケースの場合、私はどうするのが正解か分からなくなってしまいました。

同じ飼い主として人間側の気持ちが痛いほど分かるから

なんとかお家に戻って欲しいと思う一方、

私がアニマルコミュニケーターになったのは

動物の気持ちを尊重してあげたかったから…という気持ちも。

でもそれを伝えられた時の飼い主さんの気持ちを想うと

とても心が痛みます。

この葛藤に答えが見出せるまでは迷子捜索セッションは行わないことにしております。

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