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2022.3.22

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失明した猫は何を思う?

 

視力を失った猫とのお話し

 

以前セッションさせて頂いた猫のミーちゃんのお話しです。

 

ミーちゃんは元々は目が見えていましたが、

病気で徐々に視力を失い獣医さんに

「今はほぼ全盲だろう」

と診断されたとのことでした。

 

まずは視力の程度を本人に確認してみると、

確かにものは見えていませんが、光は感じられていました。

 

飼い主さんが気にしているのは、

見えなくなってしまったことをどう思っているのか

生活において困ることはあるのか

ということでした。

 

さっそく本人に聞いてみると

 

「見えないと言えば見えないんだけど、

感覚で見えているといえば見えてるんだ。

なんか…大体わかるでしょ?

部屋だって覚えてるし、

距離感だってなんとなく掴めるから

たまにコツンとぶつけちゃうこともあるけど、

特に困ってるってほどでもないし

あまり気にしてないかなぁ〜」

と教えてくれました。

 

これに飼い主さんは

確かにたまに頭をぶつけたりしてるから

やっぱり見えないと大変かなぁ?

と気になりながらも、本人は困った様子もなく

目が見えている時と同じように過ごしているし、

高いところにも普通に登れるんです。

困っていないならよかった!」

と安心しておられました飛び出すハート

 

 

猫の視力

 

猫の視力は人とは全く異なります。

 

もともと狩をする生き物なので、

人間に比べ動体視力や暗視能力は優れていますが、

普通の視力は人間の1/10

と言われています。

 

1/10といっても単純に

0.1くらいの見え方なのかというとそういうわけではなく、

目のつくり自体が違うので、

同じものを見ていても人間とは見え方が違います。

 

今の時点での研究では、

猫の視力は解像度が低く、

静止しているものは霞んで見えているそうです。

 

そして認識できる色も人間より少ないようですので、

狩り以外に使う視力は

そこまで重要ではないのかもしれません。

 

 

猫のひげ

 

猫のひげは切ったらだめ

と聞いたことはありませんか?

 

猫のひげはとても繊細なセンサーになっていて

平衡感覚を保つ

空気の流れを感じる

という役割があります。

 

ひげの先で障害物を感知したり、

空気の流れで障害物との距離を測ったり

することまでできちゃいますびっくりマーク

 

まさにもう一つの目のような

役割をしているんですねびっくりマーク

 

そのため、視力に対して

重きをおいていないのかもしれません。

 

 

今を生きる

私たち人間は、視力を失ってしまうと

できなくなってしまうことが

たくさんあるでしょうし、

それから先のことを考えると

とても重大なことですよね。

 

生活が一変することと思います。

 

しかし動物たちは

過去にすがったり、行く末を案じたりすることがなく

常に今を生きています。

 

ミーちゃんも淡々と(ひょうひょうと?)

受け入れていました。

 

動物さんの価値観を知り

私自身勉強になりましたニコニコ

 

 

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